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神剣侠

中国武侠小説の大家、金庸作品「神剣侠」をやっと読破。

とんでもない面白さ。金庸やばい。
シリーズ物でこんなに読み続けてるのは、三国志くらいしかない。

まず、まったく中だるみしない。
省略するところはあっさり省略するのが良い。
読み手の読書体力を理解していると思う。

そして登場人物。
正邪併せ持つ、汚らしい人間臭さと、輝くような人間臭さ。
主人公や悪役が、ただのヒーロー・ヒールになっていない。
邪悪の中にも信念があり、正義の中にも瑕がある。
憎めない悪役が多かった。
もちろん、救いようの無いカス野郎もいたけど。

当然だが、ストーリーも素晴らしかった。
基本的に、物語は主人公二人の恋愛を軸に進む。
だが、これが可哀想なほど障害だらけ。
腕を切り落とされたり毒に死に瀕したり。
で、そういう難関があって、
「二人は結ばれるのだろうか」
というハラハラ感が、恋愛物の定石なのだろうが、
神剣侠はちょっと違う。
これは、神剣侠で俺が最も好きな要素なのだが、
「絶対に二人の愛が変わらないという確信」があった。
もっとハラハラしたい人もいるんだろうけど、
俺はこういうのが好きだ。
単なる恋愛小説とは違い、
主人公二人の、壮大なほどの磐石の想いを感じる。
喧嘩したり、いがみ合ったりなんてしなくていい。
多分、俺が主人公二人を好きになったからなんだなぁ、と思う。
楊過と小龍女が、故あって16年の離別のあと、
ついに再開出来る、という終盤のシーンでは、
年甲斐なくドキドキしてしまい、
再開後の小龍女の第一声の場面では、
もはや泣きそうになってしまった。
「よかったなぁ!二人とも!」みたいな。

そんなわけで、超絶面白い神剣侠でした。
さらに、この続刊も出ています。
金庸小説は古本屋で滅多に売ってないので、
新品で買うしかないんだが、それもよし。
800円でこの感動が買えるなら、はした金ですらない。
読んでよかった。この一言に尽きる。



しかし、金庸小説で、これから読むつもりの本が、
最低でも12冊くらいはあるので、合計1万円くらいかかるか……。
うん、気にしない、気にしないぞ……!
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trackback(0) | comment(0) | 2008/08/05 Tue
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